
- pipsってなに?
- ユーロドルだとpipsの見方が難しい…

この記事を読むと、以下の内容を理解できます。
- pipsの特徴と役割
- 「ドル円で40pipsの利確」は何円のことか
- いくら儲かったかよりも、pipsの方が重要
誰にでもわかる内容でお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
pipsを簡単解説!特徴と見方をマスター
pips(ピップス)とは、全通貨ペアの共有単位(数値)のことで、値動きを確認するために使います。
pipsの特徴として各通貨ペアで見方が少し変わるので、次からpipsの見方を紹介します。
ドル円のpipsの見方
クロス円通貨のドル円だと、「1pips=1銭」として扱います。
-
ドル円の場合
- 1pips=1銭=0.01円
- 10pips=10銭=0.1円
- 100pips=100銭=1円
実際の取引ツールには以下のように表示され、「108.477」なら小数点第2位の「7」をpipsの基準値としてみます。

例えば、「108.477」から「108.577」なら「10pips」動いたことになります。
ユーロドルのpipsの見方
ドルストレート通貨のユーロドルだと、「1pips=0.0001ドル」として扱います。
-
ユーロドルの場合
- 1pips=0.0001ドル
- 10pips=0.001ドル
- 100pips=0.01ドル
実際の取引ツールには以下のように表示され、「1.08163」なら小数点第2位の「6」をpipsの基準値としてみます。

そんなときは、「クロス円通貨は小数点第2位が基準値で、ドルストレート通貨は小数点第4位が基準値」と理解して頂ければ大丈夫です!
pipsの使い方!実際に収益計算してみよう
今までの解説でpipsの基本をご理解いただけたでしょうか?
次からは実際にpipsがどのように使われているかを、FXトレーダーさんたちのTwitterとともに解説していきたいと思います。
この章を読めば、pipsは基本的に収益報告に使われることが多いことをご理解いただけるはずです!
それでは見ていきましょう!
問1「ドル円で40pipsはいくら?」
1万通貨でトレードをする場合、ドル円の40pipsはいくらの利益になるでしょうか?
ドル円め、動き悪い(`Δ´)
もっと動こ(°∀°)
ま、トライアングルだから、仕方ないけど、トライアングル利用して40ピップスは取ってやったけどな。
ただ、動きが遅すぎ。#ドル円 pic.twitter.com/FhAkGOPpv7
— スキャルの王 ビト (@vito999fff) April 2, 2020
答えは、4,000円です!
計算式は、10,000(通貨)×0.4(円)=4,000(円)となります。
具体的には、「40pips=0.4円」なので1万通貨の「10,000」と掛け算をすれば出てきます!
ビトさんおめでとうございます!
問2「ユーロドルで156.9pips はいくら?」
10万通貨でトレードをする場合、ユーロドルの156.9pipsは何ドルの利益になるでしょうか?
ユロドル1.080で利確。
+156.9pips
数年前スキャやってた頃、損切り出来ず逆行した時に担がれ強制ロスカット退場以来のピップスやな。あの時はマイナスだったけどw
少しは成長したかなw
4/1から+80.7pips取引6回
来週からGMOに鞍替えします。 pic.twitter.com/WjQSCHcWq3— やっさん83 (@yassan83fx) April 3, 2020
答えは、156.9ドルです。
計算式は、100,000(通貨)×0.01569(ドル)=156.9(ドル)となります。
※海外FXは、「1lot=10万通貨」です!
日本円に換算する場合は、100,000(通貨)×0.01569(ドル)×107.996(円)=16,944円
※上記のツイートと利益額がずれているのは、おそらくマイナススワップ分と想定されます。
したがって、16,944円の利益確定がされているということです!
やっさんおめでとうございます!

pipsを活用することで目標設定が具体的になる
FX初心者の人はフォローしてるFXトレーダーの人の利益画像が度々TLに流れてくると思うけど、その人のトレード能力を分析する時に見るべきは「利益額」ではなく「どのくらいの資金」で「どのくらいのロット」を張り「どのくらいのpips」を取れてるか。あと「リアル口座かデモ口座か」。 pic.twitter.com/Ut6kKKiBgG
— Trend-liner (@trend_liner) April 4, 2020
上記のツイートにも書かれているように、FXトレーダーの腕を観察したいなら、利益額だけに目を向けてはいけません。
なぜなら、大きなポジションを持てさえすれば、少しの変動でもそれなりに稼ぐことができてしまうからです。
pipsの利用価値は、トレード能力が具体的に分かることです。
具体的には、100万通貨単位でFXトレードをした人が10万円の利益をだすには10pipsですが、
1万通貨単位でFXトレードをした人が10万円の利益を出すには1,000pips稼がないといけないことになります。
上記のように比べてみると、利益額は同じでも1,000pips稼ぐ方がはるかに難しいことをやっていると思いませんか?
pipsの知識を自分のトレードの目標設定に応用しよう
少ない証拠金でも多くのpipsを取れたら、大きく利益をゲットすることができます。
FXトレーダーたちは、それを資金効率の良いトレードといい、全員がそれを目指しています。
もし自分のトレード能力を向上させたいなら、今後は目標設定にpipsを使ってみてはいかがでしょうか。
目標の内容は自由ですが、利益額に目を向けるよりもpipsで収益計画を立てる方がスマートだということがお分かりいただけているはずです。
まとめ
今回の記事を以下にまとめるので、ご覧ください。
pipsを理解することで各通貨ペアの取り扱いもしやすくなったり、他のトレーダーがどれだけ稼いでいるかが分かりやすくなります。
この内容を習得して、どんどんFXの理解を深めていってください!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!